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会長挨拶


  ※環境学習施設ネットワーク会長 : 小澤紀美子先生


  環境教育にこだわり始めてから、日本、アメリカ、イギリスの博物館や環境教育施設をずっと回ってきました。これらの国がなぜ日本と違うのか、結局Teaching and Leaningの文化が違うのではないかと考えております。のことが展示の仕方に出ています
 アメ
リカの場合は、hands-onの思想が色濃くあります。サンフランシスコにありますEnvironmental Education Centerでは土地の一部を借りてやっていますし、カリフォルニアにありますごみ学習施設では民間の施設の一部を使っています。
 イギリスに行きますと、自然
博物館があって、私はイギリスに行く時は必ず立ち寄るのですが、そこには哲学があるということと、いろいろな人が来るということを前提につくってあるのです。例えば、幼児は緊張感があまり続かないので、飽きないようにピクニック広場をつくって親と一緒に食事をするところを設けてあったり、スクールバスできたお母さんとお子さんにも対応できるようにしてあったり、そうした柔軟な姿勢があります。
 日本でも、ただ知識を伝達するだけでなく
hands-onの思想をいかしてやれたらと思います。科学的にはアメリカのローレンスホールのプログラムがよいと思います。その施設の一部は化学でノーベル賞を受賞した人の寄付で開発されています。日本では、日本環境教育フォーラムが一部を翻訳して実施
ていると思います。最近、上野にあります科学博物館では、大学と連携して無料展示ができるようになりましたが、そういった仕掛けをつくりながら知識伝達型ではなくhands-onの思想にもとづいて、そして意識変容型ではなく行動変容型の施設をそろそろ日本も考えなくてはならないと思いました。
  私は博物館学会の会員ですが、なかなか参加ができないのですけれど、そろそろ「教えてやる」というのではなく「ともに学びあっていく」という関係の中でどう学習していくことが大事になっていくと思います。




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